頭皮からの加齢臭|枕や帽子から臭う加齢臭の予防と対策

頭皮から加齢臭は臭います

 

中年男性の頭

頭皮には顔の倍以上の皮脂線が存在しており、加齢臭の原因となる脂肪酸、過酸化脂質の分泌が体の他の部分に比べて多いため加齢臭が発生しやすく、また自然と臭いがきつくなってしまいます。

 

朝起きた時に枕からイヤな臭いがする、かぶっている帽子が臭うといった場合は加齢臭が発生している可能性があります。

 

また白髪が黄色くなっていたら、
酸化が激しく、加齢臭が出ているとも言われます。

 

頭の臭いには2種類あります。
ひとつは、頭の皮脂に細菌が繁殖して臭いを発生させる「頭皮臭」、
もうひとつは髪の毛が周りの臭いを吸収して臭いを発生させる「頭髪臭」があります。

 

 

 

頭皮臭の原因のひとつは「フケ」です。
フケとは、頭皮の新陳代謝で落ちた角質細胞に皮脂の分解酸化物が合わさったものです。

 

フケはマラセチアという菌の栄養分となるため、マラセチアが繁殖し、
その結果臭いを放つことにつながります。

 

なので、フケの量が多い人は頭皮の臭いが強くなる可能性があります。

 

また、湿ったフケが空気に漂っている細菌と混ざって、その結果臭いになるケースもあります。
フケは、ストレスや睡眠不足、偏った食事などによって多く発生します。
また、タバコやアルコール、コーヒーなどのカフェインの過剰摂取によっても発生します。

 

よって、フケに一番効果的で重要な方法は、生活の改善にあるといえます。

 

 

 

頭髪臭の原因は周りの環境にあります。

 

髪の毛は多孔質という臭いを吸収しやすい性質を持っています。
なので、臭いの強い場所(喫煙所や焼肉など)に長時間いるとその臭いを髪の毛が吸収し、
今度は髪の毛自体が臭いを発するようになってしまうのです。

 

 

 

頭の臭いを予防、解消する方法としては、
睡眠を十分にとり、ストレスを溜め過ぎないことがあります。

 

食生活としては、ビタミンCを摂取することも重要です。
ビタミンCは、皮脂線の分泌をコントロールしてくれますので、
ビタミンCを含む食品を多く摂るように心掛けて下さい。

 

また、辛いものや油料理は、皮脂を過剰に分泌しますので注意して下さい。

 

正しいシャンプーの仕方を知り、実践する
加齢臭対策のシャンプーを利用するのも有用です。

 

正しいシャンプーの仕方
  1. 頭を洗う前にブラッシングする

    洗う前に髪の毛についたホコリや汚れを浮き上がらせるためにブラッシングを行います。ブラッシングをするかしないかで、汚れの落ちに大きな差が出てきます。

  2.  

  3. シャンプーの前にお湯だけで洗う

    ブラッシングの次は、シャンプーをつけずにお湯だけで洗います。頭皮を指の腹でやさしく揉むようにしてしっかり洗います。髪の毛は丁寧にすすぐ程度で十分です。この時点で髪の毛の汚れの約60%は落ちると言われています。

     

  4. シャンプーで洗う

    シャンプーを適量手に取り、お湯で十分に泡立てます。頭にシャンプーを乗せてから泡立てると頭皮に負担がかかりますので、必ず手で泡立てます。泡立ったシャンプーを頭皮につけ、Aと同様の方法でもむように丁寧に洗います。頭皮を傷つけないために、頭皮に爪が当たらないように指を立てて洗います。一般のシャンプーを使用する場合は、加齢臭シャンプーより刺激が強いので、頭皮、髪の毛を痛めないようにシャンプーの適量を守り、なるべく短時間で洗うようにします。

     

  5. すすぐ

    シャンプーが頭皮や髪の毛に残っていると臭いの原因になりかねませんし、何より頭皮に良くないので、丁寧にすすぎます。

     

  6. 髪の毛を乾かす

    濡れたままの状態の髪の毛は傷つきやすいので、タオルでゴシゴシ拭いてしまうのは避けた方が良いです。頭にタオルをかぶせ、髪の毛にタオルを押し当てるようにしてから指先でつまむように、はじくような感じで水分を取ります。その後、ドライヤーで乾かします。ドライヤーの高熱で一気に乾かそうとすると髪の毛を痛めるので、ゆっくりやさしく乾かします。

     

 

 

 

加齢臭の原因となる物質を一般のシャンプーで除去することは困難だと言われています。

 

加齢臭シャンプーには、一般のシャンプーには配合されていないカビの増殖を抑えたり、
殺菌作用を発揮する成分が含まれています。

 

また加齢臭シャンプーは、一般のシャンプーに比べて、頭皮に対する刺激が少なく、
また加齢臭の原因となる脂肪酸や過酸化脂質をやさしく洗い流すことで、細菌の繁殖を防ぎ、
加齢臭をはじめとした頭皮、毛髪の臭いを抑えてくれる効果があります。

 

 

 

しかし、頭の臭いに敏感になるあまり、
必要以上に髪の毛をゴシゴシ洗うのは避けた方が良いです。

 

髪の洗い過ぎは頭皮を守り、髪に潤いを与える皮脂を取り除いてしまうばかりか、
頭皮や髪の毛を痛め、そこに細菌が入り込み、余計に臭いを強くしてしまう場合があります。

 

また、1日に何回もシャンプーするのも頭皮や髪の毛を痛めてしまうので、
かえって臭いを強くする可能性があります。

 

シャンプーは1日1回までの方が良いです。

 

また、就寝中は汗をかきやすい時間帯なので、枕から臭うことにつながっています。

 

朝起きた時にシャワーを浴びることで、
就寝中に分泌された臭いと汗を洗い流すことになりますので、
清潔を取り戻し、加齢臭の抑制につながります。