シャワーで加齢臭を抑える
「朝41度前後のシャワーを1分間浴びるだけで、加齢臭を抑えることができる」。
こんな簡単なことで加齢臭を抑えることができるのかと思いましたが、この話、どうやら本当らしいのです。
加齢臭の原因は、過剰に分泌された皮脂が酸化するために雑菌が繁殖し、臭いのもととなるノネナールが発生してしまうためです。
そこで、大元の原因である皮脂を除去してしまえばいいということなのです。
皮脂を分泌する皮脂腺は、
背中や胸の辺りに特に多いので、胸と背中を中心にシャワーを浴びることで、
寝ている間に古くなった皮脂や分泌された余分な皮脂を取り除くことができ、
加齢臭予防につながります。
朝のシャワーによる皮脂の除去効果を調べたデータもありました。
朝シャワーを浴びなかった場合は、午前8時半以降には皮脂量が高くなりましたが、
浴びた場合は午後4時まで測定開始時より皮脂量が少ない状態が続いた
という結果が得られたそうです。
シャワーを浴びている時間での皮脂量の変化に差はありませんでした。
朝シャワーの注意点
シャワーの浴び方での注意点は、加齢臭を抑えたいばっかりに、
つい石鹸やナイロンタオルを使ってゴシゴシ洗ってしまいがちです。
洗い過ぎは外側の刺激などから肌を守り、
肌の水分を保つという皮膚の機能を損なってしまう上、皮膚の必要な常在菌が減り、
それ以外の細菌が繁殖してしまうことになってしまいます。
軽くシャワーを浴びるだけで加齢臭を抑える効果は十分あるのです。
シャワーの温度に関しては、人間の体にとって最もリラックスできると言われる
41度前後の温かさで浴びると良いでしょう。
以上のことを踏まえると、
「朝、胸と背中にそれぞれ30秒ずつ、41度前後のシャワーを浴びる」
という方法が、加齢臭を抑えるシャワーの浴び方として、
最も簡単で短時間に、かつ効果的な方法と言えるでしょう。