耳の後から加齢臭は臭います|予防と対策
私が他人のどの部分の加齢臭が気になるか
と聞かれたら、「耳のあたり」と答えると思います。
耳は、他の人の鼻に近い位置にあるので、
臭いを嗅ぎやすいのかもしれません。
耳は自分では見えない部分でありますし、臭いを嗅ぎにくい、感じにくい部位であるように思います。
なので、忘れがちな部分ではありますが、
耳の後ろという部分には注意を払う必要があります。
耳の後ろの加齢臭の確認は、
手を洗って何も臭わない自分の指で、耳の後ろあたりを強く擦って嗅いでみます。
つんとしたチーズのような臭いやロウソクみたいな臭い、古い本のような臭いがしたら
耳の後ろから加齢臭が発生している可能性が高いです。
また、枕が臭う=残留加齢臭としてとらえる人が多くいますが、
これは頭の加齢臭に加えて耳の加齢臭も原因になっています。
人は年齢を重ねると耳の産毛が太く、硬く、濃くなってきます。
耳の後ろは、比較的体温が高い部分である上に、
産毛が濃くなるとさらに体温が上がります。
髪の毛がかぶさっていると、ますます体温は上がり、
皮脂の分泌も盛んになります。
皮脂の分泌が盛んになるということは、
加齢臭の原因物質ノネナールも発生しやすくなるということになります。
また耳の後ろという部分は、流れてくる汗や汚れが溜まりやすく、
加えてついつい入浴時に洗い忘れてしまう場所でもあるので、
どんどん臭いが強くなってしまうのです。
耳の後ろの加齢臭の対処法としては、日頃から耳の後ろだけでなく、
耳周辺の清潔を保つこと、こまめにケアをすることが重要になります。
入浴時には忘れずに耳周辺をしっかり洗ってください。
シャンプーでしっかり洗ってもいいですし、
ボディシャンプーなどでしっかり皮脂を取り除くのも効果的です。
加齢臭対策石鹸を使う事により、さらに高い効果も期待できます。
人差し指と中指で耳を挟んで洗うと洗いやすいです。
耳の軟骨部に生えている耳の毛も臭いの元になります。耳の毛をシェーバーなどで処理し、
処理した毛を残さないように麺棒で掃除するのもいいと思います。
また、油取り紙やフェイス用シートなどで定期的に拭くのもいいと思います。
耳のマッサージも簡単かつ効果のある方法です。
耳付近にはリンパ腺があり、マッサージでリンパ腺を刺激することで、
リンパに滞っている血液の流れが良くなります。
血液の流れが良くなることで、
加齢臭が出るもととなる耳裏の汗腺が活発に働くようになります。
これにより、油っぽくない、サラサラとしたきれいな汗をかくようになり、
ノネナールが発生しにくくなるそうです。
マッサージの方法は、耳たぶを上下に引っ張るだけで効果が出るようです。
簡単なので、予防として実践するのも良いのではないでしょうか。